アラサー女子のday by day

田舎者のアラサー女子が都会にやってきて早半年、気になることやお気に入りなどつらつら書く備忘録ブログ

「会いたい人」

今週のお題「会いたい人」

 

今日はじいちゃんが死んで49日になる。じいちゃんに会えるなら特に何をするわけでもないけど会いたい。

一つの区切りとしてすこし。

 

緊急事態宣言のため、ばあちゃんから来なくていいとのお達しがあったので自粛。ほんとは行きたかった。

 

本当は今日四十九日の法要の予定だったけど昨日にしたそうだ。ばあちゃんが言うには、じいちゃんは決まった日に決まったことをする人だったようでじいちゃんを思って四十九日の日に法要をしたかったけど家族の仕事のことを考えて日曜日にしたとぼやいてた。

 

 

じいちゃんは、おい、と呼んだらばあちゃんがお茶を出す典型的な亭主関白。

 

ご飯を出しても美味いともまずいとも言わず黙々と食べた。

 

好物は甘いもの。そのおかげで、糖尿だったそうだ。

ボケてからもばあちゃんの目を盗んではこっそりどら焼きを食べてこっぴどくばあちゃんに叱られてた。

そんなじいちゃんは最後には胃瘻になった。

食べられずかわいそうだったからと出棺の時には大好物の和菓子が山ほど入っていた。

 

仕事は真面目でこれもまた何も言わず黙々と掃除をし、その日にやることをやる。わたしには到底真似できなさそうだ。

 

好きな場所は那智の大杉。大門坂の夫婦杉。

家族旅行と称して勝浦で一泊して、次の日那智まで行き、この杉を見て帰る。

思春期の頃は何がいいのかさっぱりだったけど、今のわたしは時折、地元の海へ行っては気の済むまで眺めて帰るというじいちゃんの杉とよく似たことをしている。

 

うちの父曰く、死んだ時初めてじいちゃんの頭を触ったそうだ。

父の言うにはわたしと父のように仲のいい間柄ではなかったらしい。

父の子供の頃の写真見たらじいちゃんは父のこと大事で大好きでたまらなさそうな顔してたけどなあ。

じいちゃんが死んだ時父から電話がかかってきて、

「おい、じいちゃん死んだぞ。これから頑張らんとなあ」

いつもと同じ口調だったけどどこか寂しそうだったのが印象に残ってる。

 

じいちゃんはいつもわたしのことを「おい、ほうばい」と呼んだ。

ほうばいってなんやねんと思いながらわたしを呼んでいるのはわかった。

じいちゃん、初めてほうばいの意味を知ったよ。

「おいほうばい。氷食いにいくか」とかいって夏にはかき氷を食べに連れて行ってくれた。

決まってみぞれミルクかみぞれ金時。ひどい時にはみぞれミルク金時。そりゃ糖尿にもなるわ。

 

「ワシの思うにはな、ほうばい」と

いつも先祖の話をしてくれたけど正直よく何をいってるのかわからなかったよ笑

 

死んでからじゃ何もかも遅いね。

つまらない話も聞きたくてももう聞けなくて思い出すにしても全部が思い出で喋ることも一緒にお酒をのむこともできないんだね。

 

わたしはこれから、とにかく毎日を大事に自分の隣にいてくれる人のことを大事にして生きていかんとね。